わかってきた 令和4年度主要助成金改正情報

2022-02-17

かなり、令和4年度(4/1~)の助成金がわかってきました。

厚生労働省 令和4年度厚生労働省所管予算案関係が更新されて、
https://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/22syokanyosan/index.html
「未来社会を切り拓く「成長と分配の好循環」の実現」で下記の助成金を含む情報を105ページに渡り公開しています。
主要な助成金について、中小企業、生産性要件無しで改正点をコメント致します。
5つの助成金を抜粋したpdf資料をメール送信していますので、ご希望の方は当ホームページの「お問い合わせはこちら」から請求してください。

1.両立支援等助成金(出生時両立支援コース)
びっくりの大改正。産後8週間以内5日以上の男性労働者の育児休業の要件はそのままに、1人57万円から令和4年度は20万円をベースに100万円まで加算していくことにしました。
□令和3年度
【1人目の育休取得】 57万円
○令和4年度
【第1種】
育児休業取得 20万円
代替要員加算 20万円(3人以上45 万円)
【第2種】
育児休業取得率の30%以上上昇
1年以内達成:60万円、2年以内達成:40万円、3年以内達成:20万円

2.65歳超雇用推進助成金(65歳超継続雇用促進コース)
減額、かつ、令和3年度からの2重取りを避けるため、改正前の定年年齢が70歳未満の要件がつく改正。
対象被保険者1人の場合
□令和3年度
70歳以上に定年延長、定年廃止 120万円(70歳以上でも可)
○令和4年度
70歳未満から70歳以上に定年延長30万円、70歳未満から定年廃止 40万円

3.働き方改革推進支援助成金
令和3年度から令和4年度へ大きな改正点無し。
36協定要件、残業要件がどう付くかがわからず、36協定は3月25日までに有効なものを届出しておいてください。
時短・年休コース (コロナ)特別休暇50万円 時間単位年休50万円 導入物の最大8割
インターバル導入コース 11時間勤務間インターバル100万円 導入物の最大8割

4.業務改善助成金
令和3年度から令和4年度へ大きな改正点はありません。
申請上は、東京であれば、事務パートさんを(時給1,041円から30円以内から)時給1,041円で採用し、3か月以上経過後に認定申請し、90円アップで1,131円にして、導入物の75%(90万円)助成となります。
・事業場内最低賃金と地域別最低賃金の差額が30円以内であること
・事業場規模100人以下であること
1人で90円アップ 90万円 導入物の75%

5.キャリアアップ助成金(正社員化コース)
有期⇒正規(正社員)1人当たり57万円では、令和3年度から令和4年度へ大きな改正点無し。
令和4年度は、有期⇒無期 1人当たり28万5,000円がなくなります。
例えば、3年以上の期間が経過した有期契約社員、正社員転換後で賞与がない場合等は、正規の要件にあてはまらないため、無期転換となり、3月末までにする必要があります。

□令和3年度
有期⇒正規 1人当たり57万円
有期⇒無期 1人当たり28.5万円 →無くなります。
無期⇒正規 1人当たり28.5万円
○令和4年度
有期⇒正規 1人当たり57万円
無期⇒正規 1人当たり28.5万円

6.人材確保等支援助成金(雇用管理制度助成コース)(人事評価改善等助成コース)の停止
(未来社会を切り拓く「成長と分配の好循環」の実現では、触れらていません)
人材確保等支援助成金(雇用管理制度助成コース)(人事評価改善等助成コース)は
今年度限りで、令和4年3月31日までに計画申請が必要です。

人事制度等の助成金なら、やまがみ社会保険労務士事務所までお問合せください。

ご相談は無料です。お問い合わせはこちら

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