マナー研修は、キャリ形がダメで困った!
新人研修で、社の歴史、ビジネスマナー教育もしたいが、キャリア形成促進助成金では、認められないか? という問合せが、増えてきました。
IT、介護・医療等と業種限定と中小企業に限定されますが、中小企業労働環境向上助成金で、
新人研修制度(10時間以上の社の歴史、ビジネスマナー教育)を新設して、30万円の中(社長さんが教えて、費用ゼロでもOK)で、行えば解決します。
中小企業労働環境向上助成金は、以下の雇用管理制度の導入等を行う「重点分野関連事業主」(健康・環境・農林漁業分野等の事業を行う中小企業事業主)に対して助成されます。
評価・処遇制度 40万円 研修体系制度 30万円 健康づくり制度 30万円
合計100万円の助成金で、出費とは、関係なく支給されれます。
雇用管理改善を推進し、人材の定着・確保を図ることを目的とした助成金です。
労働者が働きやすい職場づくりに取り組む中小企業事業主様であればご利用いただけます。
介護関連事業主様の場合は、介護福祉機器の導入も助成対象となります。
中小企業雇用環境向上助成金の対象となる「重点分野等の事業」を営む事業主とは
下記に掲げる分野の事業を営む事業主をいいます。なお、他の事業と兼業していても差支えありません。
中小企業事業主とは、下表のいずれかを満たす事業主をいいます。
産業分類 |
常時雇用する労働者数 |
資本金等 |
小売業(飲食店を含む) |
50人以下 |
5,000万円以下 |
サービス業 |
100人以下 |
5,000万円以下 |
卸売業 |
100人以下 |
1億円以下 |
その他 |
300人以下 |
3億円以下 |
介護施設、IT関係会社、医療機関は、サービス業になり、常時雇用する労働者数100人以下 又は 資本金等5,000万円以下で中小企業事業主となります。
例1 IT会社
労働者数200人で、資本金4,000万円 ⇒ 資本金が5,000万円以下なので中小企業
例2 介護施設
労働者数80人で、資本金7,000万円 ⇒ 労働者数が100人以下なので中小企業
例3 個人医院
労働者10人、個人なので資本金なし ⇒ 労働者数が100人以下なので中小企業
中小企業労働環境向上助成金の支給額
導入した制度等に応じて、下表の額が支給されます。
導入した制度等 |
支給額 |
評価・処遇制度 |
40万円 |
研修体系制度 |
30万円 |
健康づくり制度 |
30万円 |
(介護関連事業主のみ) |
導入に要した費用の2分の1 |
新人研修制度のうち、社の歴史、ビジネスマナー教育は、中小企業労働環境向上助成金で
専門的な教育の方は、キャリア形成促進助成金も併用していくと効果的です。
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